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桃香の写真俳句ブログ

ふと目にとまったものを写真と駄句でつづります

紫陽花




   あぢさゐの青透きとほる夕べかな   桃香


   あじさいのあおすきとおるゆうべかな


      紫陽花



      アナベル



   紫陽花や花の重さに傾きぬ   桃香


   染まらぬは白紫陽花の矜持なり   桃香


 紫陽花で一番好きなのは、雨の降るときの青紫陽花なのですが、今回写真を撮りに行って白い紫陽花がとても印象的だったので一句詠んでみました。三句目です。

 多分「説明的」だと非難される俳句だと思うのですが、ピンクや青の紫陽花の中でひときわ目を引いたので、その時感じたことをそのまま句にしました。「矜持」なんて俳句で使う言葉ではありませんよね。

 白い紫陽花は「アナベル」という品種で、アントシアニンといわれる色素を持たないので、他の紫陽花のように青やピンクや紫に変化しないのだそうです。ただ、咲き始めと咲き終わりは緑色になるようで全く変化しないというわけでもなさそうです。育てやすい花のようでいつか育ててみたいなと思っています。


   あぢさゐやきのふの手紙はや古ぶ   橋本多佳子


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  1. 2019/06/16(日) 16:04:11|
  2. 植物
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   惑星の濁れる水や蟇   桃香


   わくせいのにごれるみずやひきがえる


      蟇



 「松山俳句ポスト365」に投句してみました。この句は人選にとってもらった句なのですが、ちょっと問題ありでした。

 グロテスクな蟇の風貌から地球の汚染に発想が飛んで詠んだ句です。洪水の濁流、プラスティックごみによる水の汚染など蟇にとっても住みにくい環境だろうなと思ったのですが・・・蟇って水辺の生き物ではないのですね。産卵するのは水中ですが、成長すると川や沼からは離れ、もっぱら人家の庭や野原,雑木林などにいて夜になってミミズ・クモなどを取って食べる生き物のようです。

 写真も雨上がりの川の写真ですが、水の濁りが主題となっています。ちょっと勘違いです。

 2句投句したのですが、選外になった次の句の方が、わたしとしては好きだったのですが。


   リュウグウにポリープあまた蟇   桃香



   石棺に窓なかりけり蟇   河野紗季




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  1. 2019/06/12(水) 15:04:41|
  2. 動物
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枇杷




   枇杷熟れて鴉の覗き来たりけり   桃香


   びわうれてからすののぞききたりけり


      枇杷



   枇杷熟れて故郷の家人住まず   桃香


   枇杷の種吾に言葉の種あるや   桃香


 枇杷の実が熟れ始めています。先日は小雀が枇杷をつついているのを見かけました。鴉も飛んでやってきますが、まだ食べごろではないのか、実を取っていきません。

 小鳥はその場でつついて食べていますが、鴉は実を取って別の安全な場所で食べるのですね。

 三句目、句の言葉が出てこず苦戦しています。


   枇杷の種懺悔のごとく吐き出せり   仁志一子


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  1. 2019/06/08(土) 14:18:06|
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花菖蒲




   ふつくらと花弁垂るる花菖蒲   桃香


   ふっくらとはなびらたるるはなしょうぶ


      花菖蒲1



            花菖蒲2



   むらさきに濃き薄きあり花菖蒲   桃香


   咲き満つる花の名ゆかし菖蒲園   桃香


 花菖蒲の見頃だということで、電車とバスを乗り継いで〇〇菖蒲園まで行ってきました。

 1.3haの敷地に約250品種の花菖蒲が咲き乱れ、たくさんの人が訪れていました。

 花菖蒲には詳しくありませんが、江戸系、伊勢系、肥後系など多くの品種があり、それぞれに優美な名前がつけられているのに驚きました。写真の花菖蒲は「振袖姿」   
「葵の上」「夕霧」なんていう源氏物語からの名前や「金冠」という黄色い花菖蒲の名前もあります。

 回遊式庭園で四阿もあるのですが、人が多くて四阿を背景にという写真は撮れませんでした。お寺や神社の菖蒲園と違って風情には劣るところがありますが、菖蒲園の中に入って枯れた花を摘み取っている人がいるなど管理はきちんとされているようです。入場料を取っているので当然のことかもしれませんが。

 天気がよかったのはいいのですが、花菖蒲には雨や曇りの日が似合うようです。


   てぬぐひの如く大きく花菖蒲   岸本尚毅


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  1. 2019/06/04(火) 13:13:21|
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小鯵刺



   小鯵刺まつさかさまのダイビング   桃香


   こあじさしまっさかさまのダイビング


      コアジサシ



   小鯵刺ナイフのごとく翻り   桃香


   小鯵刺鋭き嘴で海穿つ   桃香


 新聞の地方版にコアジサシが〇〇浜に来ているという記事が載っていました。写真もコアジサシの群れと、雄が雌に餌をあげて求愛している様子が掲載されています。

 しばらくして様子を見に行ってみましたが、がっかり。時期が悪かったのか群れは見当たらず、3~4羽のコアジサシが海の上を舞っているだけでした。いえ、舞っているというより素早く飛翔しているといった方がいいのか、一時もじっとしていません。

 いつもはフルサイズのカメラですが、今回は300mmレンズを生かしたいと、古いAPS-Cカメラを持って行ったのですが、とても動きが速くて写真が撮れそうにありません。周囲に4~5人のカメラマンもいらしたのですが、みなさん長い望遠でじっと待っておられます。

 それでも何とか写真に納まってくれとコアジサシの動きを追っていたのですが、動きが速いのと遠いのとでどうにか写っていたのは上の写真のみ。

 コアジサシが餌をとるために頭から突っ込んでいく様子など見ていても飽きないものですが、写真は無理なので諦めて帰ることにしました。

 帰りの川で軽鳬の子をみかけました。10羽いたのが8羽になっていましたが、大きく成長していたのが嬉しかったです。

 コアジサシは絶滅危惧種なのだそうですが、いつかリベンジできたらなぁと思っています。(レンズを買わないとだめか)


   鯵刺や空に断崖あるごとし   林翔


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  1. 2019/05/29(水) 15:37:49|
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薄暑




   自転車の木蔭で憩ふ薄暑かな   桃香


   じてんしゃのこかげでいこうはくしょかな


      薄暑 自転車



   半袖に腕通す朝薄暑光   桃香


   少年の本読むベンチ薄暑かな   桃香


 季節外れの暑さが続いています。今年の夏は猛暑となりそうですね。

 五月も終わろうとしているので「薄暑」で詠んでみました。

 一句目は無理やりの擬人化。三句目は実景です。高校生ぐらいの男の子がベンチに座って文庫本を読んでいたのを、なかなかいい光景だと思ってそのままの句にしました。


   ジーンズに腰骨入るる薄暑かな   恩田侑布子


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  1. 2019/05/26(日) 13:13:21|
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五月



   尖塔に雲立ち上る聖五月   桃香


   せんとうにくもたちのぼるせいごがつ


            教会



   木々の葉の緑色増す五月かな   桃香


   ハイヒールはきて五月の空青し   桃香


 少し時期を外しましたが「五月」で詠んでみました。

 一句目は、「教会の尖塔に雲聖五月」だったのですが、教会と聖五月がつきすぎなので少し変えました。「雲わき出づる」と最初は考えたのですが、わき出づるというと入道雲みたいな感じになるので、素直に「立ち上る」にしました。「尖塔に」は本当は「尖塔より」だと思うのですが、字余りをきらって苦肉の「尖塔に」です。



   目つむりていても吾を統ぶ五月の鷹   寺山修司


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  1. 2019/05/22(水) 15:39:45|
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なんじゃもんじゃの木




   もやもやのなんじゃもんじゃの花白し   桃香


   もやもやのなんじゃもんじゃのはなしろし


      なんじゃもんじゃの木



      なんじゃもんじゃの花



   花の名をなんじゃもんじゃの木に聞けり   桃香


   ひとつばたご十字の花の風に散る   桃香


 散歩をしていると、真っ白に雪をかぶったような木をみつけた。花水木でもなし子手毬でもなし、十字の形をした白い花をたくさんつけている。

 写真に撮って調べてみると、どうやら「なんじゃもんじゃ」という木らしい。本当は「ひとつばたご」という名前のモクセイ科の植物らしいが、何の木か分からないところから「なんじゃもんじゃ」と呼ばれるようになったとか。

 歳時記で確かめると夏の季語の傍題に載っている。

 ちょっと余興で詠んでみた。一句目は「もじゃもじゃの」にしたかったのだが、意図が見えすぎるので「もやもやの」に留めている。


   風やんでなんじゃもんんじゃの落花急   小枝秀穂女


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  1. 2019/05/19(日) 15:42:48|
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軽鳬の子




   軽鳬の子の群れて小さき輪のいくつ   桃香


   かるのこのむれてちいさきわのいくつ


      軽鳬の子



   軽鳬の子の水辺の怖さまだ知らず   桃香


   軽鳬の子の産毛光りて水尾を引く   桃香


 川べりを歩いていると見知らぬ方から声をかけられた。わたしがカメラを持っていたせいか「さっきカルガモの親子がいたけど見なかった?」と教えてくれる。

 カルガモの行列などTVや新聞の写真でしか見たことがなかったので、よく目を凝らして歩いていくと、いました。

 川の中でしたが、親を取り巻くように泳いでいる姿の何と可愛らしいこと。

 一句目は冒険して疑問形にしてみましたが、これは成功でしょうか、失敗でしょうか。

 ちょっと遠かったのと水が浅かったのとで写真のできは今一ですが、10羽の雛と母鳥、見ていて飽きない鳥たちです。


   軽鳬の子もはばたくようなことをして   高田正子



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  1. 2019/05/15(水) 15:01:20|
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新緑




   新緑の木立をよぎる風の声   桃香


   しんりょくのこだちをよぎるかぜのこえ


      新緑2



   新緑や少女のうぶげ輝きて   桃香


   ジョギングの川沿ひの道緑さす   桃香


 新緑の季節になり、このブログも1年を迎えようとしています。

 最初は一句ずつのアップでしたが、最近は三句のアップが定型となりました。いろいろ考える分勉強にはなりますが、いい加減な句が多くなってきたなとも感じています。

 もっと感性を働かせて詠まなければと思うこの頃です。

 新緑の句は破調で


   きよお!と喚いてこの汽車はゆく新緑の夜中   金子兜太


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  1. 2019/05/12(日) 14:26:57|
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