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桃香の写真俳句ブログ

ふと目にとまったものを写真と駄句でつづります

時雨

   


   京四条バスを待つ間の時雨かな   桃香


   きょうしじょうばすをまつまのしぐれかな


      南座



   南座にまねき揚がりてしぐれける   桃香


   料理屋に異国語混じる京しぐれ   桃香


 京都の「菊〇〇」さんで食事をしようと夫婦ででかけました。ちょうど曇りがちな天気でさっと通り雨が。まさしく京の時雨です。

 ということで「時雨」を詠んでみました。

 料理の方は、いつもながら手の込んだ料理で、九条葱のたっぷり入った鴨鍋がおいしかったですね。最近は外国の方も多く、たくさんいる板前さんも片言の英語で対応。

 街は着物姿の外国の方が目立っていましたが、紅葉の季節も終わりとあって思ったより人出が少なくてよかったです。南座は今年改装終了とあって2か月興行でしたが、チケットを取り損なって、またの機会に行くことにしました。


   しぐるるや駅に西口東口   安住敦


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  1. 2018/12/13(木) 16:06:03|
  2. 折々のこと
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百合鴎



   いつせいに同じ方むくゆりかもめ   桃香


   いっせいにおなじほうむくゆりかもめ


      ユリカモメ1



      ユリカモメ2



   白々とひとかたまりのゆりかもめ   桃香


   近寄れば飛び立つ構へ百合鴎   桃香


 久しぶりに〇〇浜に水鳥を見に行きました。途中の川にはコサギ、アオサギ、ダイサギ、カルガモなどがいて、見飽きないほどでしたが、浜に着くと70羽ぐらいのユリカモメの群れが波打ち際で休んでいました。

 鳥のことなど何も知らないわたしですが、さすがにユリカモメは分かります。冬羽の頭部まで真っ白。足や嘴の赤が目立ちます。面白いのは、みんなが同じ方向を向いていること。ということで・・・見たままの句が三句。

 ○○浜にはマガモではなくオナガガモが飛来するようなのですが、どれがオナガガモなのか結局分からないままで写真だけ撮って帰りました。

 わたしのほかにずっと座って望遠で鳥を狙っている人が一人。邪魔にならないようにユリカモメの群れにはあまり近づきませんでした。

 鳥を撮るのなら500mmぐらいは必要なのでしょうが、非力なのと我慢強くないのとで鳥の世界には足を踏み入れないようにしています。

 飯島晴子さんの句は難解で、本人自解によれば、いかように解釈してもいいとのこと。

 わたしは、少年のもつ清冽さとこれから先の人生の苛烈さを詠んだものと解釈しました。


   百合鴎少年をさし出しにゆく   飯島晴子


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  1. 2018/12/09(日) 21:30:11|
  2. 動物
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短日




   短日の部屋に灯ともす午後の四時   桃香


   たんじつのへやにひともすごごのよじ


      短日



   放課後の子らの公園暮早し   桃香


   短日や急ぎ加減の帰途の足   桃香


 日の入りが早くなってきましたね。一年で一番日の入りが早いのがこの頃だとか。冬至より少し前ですね。当地では今日の日の入り時刻は4時47分、東京は4時28分だそうです。

 一句目、午後の五時と韻を踏みたかったのですが、曇りの日や雨の日などは新聞を読むのにも五時では灯りなしには読めません。どうしても四時には灯りを付けたくなってしまいます。もっと西の方へ行けば日の入りは五時を過ぎるのですが。

 東京で暮らしていた時、あまりにも日の入りが早いので寒々しく、淋しい気持ちになったものです。しばらく西の方で暮らしていたので余計そう感じたのかもしれません。


   廚の灯おのづから点き暮早し   富安風生


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  1. 2018/12/07(金) 16:44:57|
  2. 折々のこと
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落葉




   落葉踏む忘れたきこと多くして   桃香


   おちばふむわすれたきことおおくして


      落葉



   枝離れ行き先迷ふ落葉かな   桃香


   落葉して幹くつきりとプラタナス   桃香


  落ち葉の季節になりました。早いところでは裸木になった木々もあります。

 がさがさと音を立てて落ち葉の上を歩くのも趣がありますね。

 でも、散り積もった落ち葉を掃く作業は大変。雨の後の落ち葉など重くてどうしようかと思うくらいです。

 降り積もった落ち葉は、また土にかえっていくのでしょうか。


   手が見えて父が落葉の山歩く   飯田龍太


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  1. 2018/12/02(日) 14:51:04|
  2. 植物
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山茶花


   山茶花や乳白色のFOUJITAの絵   桃香


   さざんかやにゅうはくしょくのふじたのえ


      山茶花


   山茶花や色なき庭に紅映えて   桃香


   山茶花の次々咲きて散りやまず   桃香


 今、京都の国立近代美術館で「没後50年藤田嗣治展」が開催中です。

 私の好きな「カフェ」もありますが、何といっても特徴的なのはあの乳白色の肌の色。あの色はすべて解明されているようですが
独特な世界を醸し出していますね。

 山茶花の白花もその乳白色を想像させます。

 写真は園芸種の山茶花ですが、はらはらと散る花弁に趣があります。


   山茶花の散るとき人の起ちあがる   林徹


PS 藤田嗣治のことをFUJITAとしていましたが、正しくはFOUJITAでした。訂正してお詫びします。


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  1. 2018/11/27(火) 15:40:55|
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京の紅葉




   天龍寺の池に色増す紅葉かな   桃香


   てんりゅうじのいけにいろますもみじかな


      天龍寺



      京紅葉1



      京紅葉2



   紅葉や母と訪ねし古都の寺   桃香


   もみじ一葉苔の緑に照り映えて   桃香


 京都の紅葉は11月中旬から12月初旬にかけてが見頃となる。
 
 母を連れて京都の紅葉見物にでかけることになった。母は足が悪いので移動はタクシーで。親切な運転手さんで、母の足に合わせて見頃の寺を回っていただいた。

 東福寺、永観堂は見頃過ぎかな。詩仙堂、ついでに銀閣寺にも寄ってもらった。

 その日は京都泊まり、翌日もその運転手さんにお願いして高雄方面へ。

 高雄の神護寺に行ったあとで嵐山へ。天龍寺の紅葉が見頃となりたくさんの人出。夢窓疎石の手になる曹源池は、嵐山を借景とした見事な池。紅葉が映えてなんとも言えない景観。

 京都は好きな街だけど、最近の人込みはどうにかならないものか。だんだん足が遠のいていく。(と言いながら、12月にも出かける用事があるのだが)

 母を連れて歩かなければならないので、写真はコンデジで。あわてて古い方のコンデジを持って行ってしまったので写真はいまいちです。


   手に拾ふまでの紅葉の美しき   和田順子



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  1. 2018/11/22(木) 09:49:03|
  2. 植物
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初冬




   初冬の気配に足を踏み入れり   桃香


   はつふゆのけはいにあしをふみいれり


      杉玉



   初冬や造り酒屋の酒林   桃香


   初冬やかかりつけ医の老いてきて   桃香


 我が家でも朝夕エアコンをつけるようになりました。日当たりや日影木の葉にも冬の気配が漂っています。

 最近ちょっとした異変が。近所の医院が閉院することになったのです。お歳を召した先生だったのですが、とうとうお辞めになることを決意されたようです。

 新しい病院を探さなければなりませんが、なんだか淋しい冬はじめです。


   幼子の爪切る音も初冬かな   飯田龍太


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  1. 2018/11/19(月) 13:24:59|
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石蕗の花




   古民家の傍の日だまり石蕗の花   桃香


   こみんかのわきのひだまりつわのはな


     つわの花



   岩陰の闇を照らすか石蕗の花   桃香


   石蕗の花日々の暮らしに倦みてをり   桃香


 木の下や岩陰に黄色い花が咲いている。菊かと思い近寄ってみると、どうも葉の形が違う。蕗だ。

 立冬も過ぎ少し肌寒く感じられる頃、暗い闇を照らすかのように咲いている石蕗の花。

 今まで見過ごしてきた花の一つだ。


   つはぶきはだんまりの花嫌ひな花   三橋鷹女


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  1. 2018/11/15(木) 14:34:41|
  2. 植物
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小春日

   


   小春日の遊具に子らの声高し   桃香


   こはるびのゆうぐにこらのこえたかし


      小春日



   小春日や畳に伸びる椅子の脚   桃香


   小春日や母に似てきし背を丸め   桃香


 立冬を過ぎても暖かい日が続いています。今日などは窓の傍で日向ぼこ。うっかりすると寝てしまいそうです。

 冬の句は多少用意があったのですが、この時期の季語は難しいですね。あわてて作ったのが「小春」を使った三句。推敲も十分でないので自信がありません。

 2句目は椅子の脚が伸びるとおかしいですね。椅子の影としていたのですが、あまりにも平凡なので椅子の脚にしてしまいました。

 3句目は「背の丸み」と「背を丸め」と最後まで迷ったのですが、自分の動作として「背を丸め」の方にしました。名詞止めの方が落ち着く感じはするのですが。


   小春日やりんりんと鳴る耳輪欲し   黒田杏子


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  1. 2018/11/10(土) 14:58:27|
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冬近し 冬隣




   家族みな集まる居間や冬近し   桃香


   かぞくみなあつまるいまやふゆちかし


      居間



   縁側の日差しの伸びや冬隣   桃香


   新しき杉玉の香や冬隣   桃香


 もうすぐ立冬ということで、「冬近し」「冬隣」で作句してみました。

 今回は藤田湘子の20週俳句入門の型2を使っての作句。近頃はこの型の句はあまり見られないようです。

 上5 +  中7 や  + 季語(名詞)  季語と「上5+中7」(フレーズ)は関係のないものをというのが作句のポイント。

 でも、こうしてみると季語とフレーズが近すぎますね。

 私の句はこの取り合わせが近いかそのままなので、季語を説明する句が多くなっています。

 これを勉強することで、取り合わせの妙を追及していきたいなと考えています。

 3句目の季語は「今年酒」としたかったのですが、あまりにも近すぎるので「冬隣」となりました。1句目の季語は形容詞ですが「冬隣」よりしっくりくるので「冬近し」としました。

 20週俳句入門、初心者には頼りになる本です。


   大原女の三人行きて冬隣   庄中健吉 


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  1. 2018/11/05(月) 09:54:24|
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